ごちそうさまの向こうに

ご馳走様とは色んな人が走り回ることで食材がこの場にとどいたことに対する感謝の言葉だとよく耳にする。

なめたガレイを煮付けにし、食べながら思ったことは、カレイを獲った漁師がいて、それを運んだ人、売った人、それを捌いた魚屋がいる。この時点で三切れ1280円。そこから料理屋で食べたら一切れが1000円くらいするかも知れない。そう考えるとここまでの工程を全てやってもらったことに対する対価がこの金額ということ。カレイを釣ることも運ぶこともさばくことも料理することもやろうと思えば自分で全てできること、全てを代行してもらっている。お金というのは代行料ということ。

子供を預かる保育園も習字教室も全て代行業、私は今まで、絵や芸術は人間独自のものと考えていたけれど今はAIも絵を描いている。いよいよ人間がやらなければならない仕事がなくなってきた時に今を生きる子供達がどういう生活を送るのか、そこまでの想像力は働かせれてはいないけれど、苦労や感謝を知っていてやってもらうのと何も知らずにやっているのでは意味が違うと思っているので、子供達と色んなものの根源を共に学んでいけたらと考えています

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