茶の湯の書
見浜園茶会があり、お点前を披露することができました。立礼席でしたが床の間には掛け軸、花、香合が飾られています。

亭主が用意したのは、松風(松を通り抜ける風)の音は、時代が移り変わっても変わらないように、普遍的な大切な教えが、今も昔も変わらずに人々の心に響き続けることを表しているという禅語の掛け軸でした。

掛け軸に会期に箱書、すべてが筆で書きつけてあり、日本人が箸を使うのと同じようにに筆を使っていたんだろうと伺い知ることができます。点前で細かい所作を求められるように、筆遣いでも始筆送筆と細かい部分を気にすることができるのがこの地に住む我々の祖先が培ってきたものなのかなと感じています。今日からでも、少しずつでも荒々しい自分を削って丸に近づけていけたらなと思います。


